2023年5月にドイツで開催された「Nippon Connection」フェスティバルにおいて、映画とリンクした舞台演舞を制作しました。2024年には、沖縄でその上映と公演を行いました。
このUMUI上映+舞台は、映画の上映後、映画の獅子や出演者が実際に登場し、映画で写し撮った世界観とその演舞を披露するものでした。この新しい試みは、この映画の世界観をさらに人々と共有する理想的な方法だと確信しました。
日本の能や歌舞伎が海外で高い評価を得ている一方、沖縄には琉球王国の時代に中国、日本、東南アジアの文化が融合た独自の音楽や舞踊が琉球芸能としてあります。この伝統芸能には琉球舞踊という踊りと三線と呼ばれる楽器が主となり、琉球古典音楽を築きあげ、代々受け継がれてきました。
この「もうひとつの日本」の美しさと多様性を紹介するために、舞台「UMUI – 伝統の村」では、沖縄の伝統的な舞踊と創作演舞、そして映画の象徴である獅子が登場します。獅子は、映画と同じくシンボリックな存在で沖縄の歴史を語る語り手、琉球王国のかつての姿を描きます。
舞台演出は、静かな光におけるシンプルな表現と沖縄の風景と演者の表情をライブカメラで合成し、舞台上に投影します。それにより演者の表情を細部まで際立たせます。また、映画とのつながりを持たせるために、舞台音楽の一部は、映画のサウンドトラックを手がけた作曲家ドゥニ・フォンタナローサによって制作されました。

舞台公演予告編
踊り

四つ竹
沖縄で最も重要な古典舞踊のひとつであり、お祝いとおもてなしの象徴です。踊り手は紅型の着物(沖縄の伝統的な染物)を着て、頭には花笠をかぶります。
獅子
獅子舞の雄大な動きとその声を通して、観客は沖縄の歴史とそこに住む人々の思いを知ることになります。


浜千鳥
この踊りのテーマは、望郷です。
遠い旅に出た家族の安全や帰郷を願う歌です。舞踊はその思いや精神性を手の動きや所作で表します。
鳥刺舞
繰り返しのリズムを刻むこの神秘的な踊りは、仏教やその儀式に起源を持つ京太郎(チョンダラー)によって踊られます。


かしかけ
「かしかけ」は、沖縄の伝統的な琉球舞踊の一つで、女性が愛する人のためへの機織りをする様子を表現した踊りです。
糸を綛(かせ)に掛け、機織り機に糸を巻きつける作業を、優雅で美しい動きで表現します。
エイサー
エイサーは、沖縄の伝統的な盆踊りです。
旧暦7月13日から15日までの期間中、各地域ごとに組織された青年会が、太鼓や鉦、笛などの音をに合わせて踊り、先祖の霊を供養し、地域全体の無病息災を祈願するものです。


鳩間節
もとはゆったりとした踊りであったが、民謡に着想を得て20世紀初頭に軽快なテンポの舞踊として創作されたとても人気のある踊りです。
日本舞踊の要素「かっぽれ」を巧みに取り入れている
のも特徴的です。
アネ(創作エイサー)
伝統的なエイサーに対して、より現代的な楽器や音楽を使ってエイサーを行う「創作エイサー」というもの沖縄だけでなく日本全国、海外でもその団体は多く存在し、盛んになっています。
「アネ」は、作曲家デニス・フォンタナローザが伝統エイサーの楽曲を現代的に編曲したものです。


高平良万歳
17世紀初頭に琉球王国で誕生した組踊とよばれる歌舞劇、その「万才敵討」の中にある踊りです。
柔らかさの中にも直線的な力強さや緩急、間が求められ技術的な熟練が要求される難しい踊りです。
武の舞
琉球の武道や武術の技、精神を取り入れ演舞として表現したものです。
空手、釵(サイ)、ヌンチャクを太鼓のリズムに合わせ、次々と繰り出される技が特徴的な舞踊です。


獅子舞
沖縄では、獅子舞は場を清め、福をもたらすと言い伝えられています。
この舞台の最後には、三線の音曲に合わせて獅子舞が即興で演舞します。
スタッフ
出演者:高里風花(琉球舞踊)、仲原瑠季(琉球舞踊)、島袋拓也(獅子、エイサー)、伊波史也(獅子、エイサー)
音楽:ドゥニ・フォンタナローサ
城間竜太:仲本克成
ナレーション:朽木幸子
音響・照明:オトヤプランニング合同会社
撮影:座喜味優、仲間勇太
制作プロデューサー: 小越友也
舞台・演出:ダニエルロペス
所要時間60分
*出演者は、都合によって別の演者に変わることがあります。
















